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ファンドの活用について②

投稿日:2017/03/06

田村です。

 

今回も前回に引き続きにファンドの活用について投稿させて頂きます。

前回はファンドに対するオーナー社長様の抵抗感について簡単に記述させて頂きましたが、今回はファンドを活用するメリットについて少し述べさせて頂きます。

 

お客様の事業承継をお手伝いさせて頂く中で、ファンドにご相談させて頂くこともあるのですが、中小企業のオーナー社長様がファンドを活用する主なメリットとして「ファンドが持つ経営資源を通じて企業価値が向上できる」、「ファンドが株式を保有することで次の相手を選ぶことができる」、「一部株式を保有したままファンドと一緒に企業価値を高めることができる」といったことが挙げられると思います。

 

まず「ファンドが持つ経営資源を通じて企業価値が向上できる」ということですが、オーナー社長様は自身が引退された後、これまで築いてこられた企業がより成長発展することを望まれます。ファンドはその経営資源を通じてオーナー企業からの脱却を支援し、持続的に成長発展が可能となる企業組織を構築します。また、ファンドによっては中小企業単独で進出することが困難な海外市場への展開を支援することで、企業の成長発展に寄与することもあります。

 

次に「ファンドが株式を保有することで次の相手を選ぶことができる」ということですが、中小企業のM&Aはクローズで進めることがほとんどであり、M&A専門会社や金融機関等に紹介される限られた企業と交渉し、M&Aを実現します。しかし、ファンドが株式を保有することで将来のM&Aがオープンとなり、より広い相手から提携先を選択することができるようになります。

 

最後に「一部株式を保有したままファンドと一緒に企業価値を高めることができる」ということですが、中小企業のM&Aは経営権を100%相手方に譲渡することが基本ですが、ファンドの場合3分の2(ファンドによっては過半数の場合もあります)以上の経営権を譲渡し、オーナー社長様が一定の経営権を保有し続けることで、ファンドと共に企業価値を高め、ファンドがEXITする際に一緒に利益を享受することも可能です。ファンドとしてもオーナー社長様への依存度が高い場合、経営権取得後もオーナー社長様の経営への一定の関与を期待することもあり、思いのほか状況に応じて柔軟に対応頂けます。

 

以上がファンドを活用することの主なメリットとなります。ファンドと聞くとハゲタカや再生ファンドなど比較的ネガティブな印象を持たれる方も多いと思いますが、活用することでこういったメリットを享受することも可能ですので、気になる方は気軽にご相談頂ければと思います。

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