株式譲渡とは?

1.株式譲渡の具体的手続き
 譲受企業が譲渡企業の株主から株式を買い取ることによって、譲渡企業は譲受企業の子会社となります。同時に譲渡企業のオーナー経営者は役員から退任し、個人保証や担保から解放されることになります。

2.株式譲渡の課税関係
 株式の売手には株式譲渡益に対して20%が課税されます。例えば、「株式の売買代金が1億、資本金が1000万、アドバイザーに対する報酬が1000万」のケースであれば、1600万円{(1億-1000万-1000万)×20%}の課税が発生します。一方、株式の買手や譲渡対象企業には課税は発生しません。

3.株式譲渡の留意点
 株式譲渡は譲受企業にとって比較的リスクの高いスキームです。譲受企業は譲渡企業の有する有形無形の資産だけでなく、負債やリスクもすべて承継することになります。そのためM&Aには譲渡企業の簿外債務リスクや訴訟リスクが内在します。このようなリスクを回避するためには買収監査を実施し、株式譲渡契約書においてリスクが顕在化した時の責任の所在を明確にしておくことが必要不可欠です。

執筆:青木将人

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