2019年06月04日

(M&Aアドバイザーコラム)クロスボーダーM&Aのメリット

クロスボーダーM&Aのメリット 5543e40e6ee6a50aa0b8b5f0f28a751f_s.jpg

クロスボーダーM&Aは"国境を越えるM&A"のことをいい、
日本企業による海外企業の持分の買収(IN-OUT)と、
海外企業による日本企業の持分の買収(OUT-IN)があります。


以前はクロスボーダーM&Aを行う企業は大企業ばかりでしたが、
最近では中堅以下の企業が積極的にクロスボーダーM&Aを検討
しています。背景には、国内人口の減少に伴い、多くの業界で
国内マーケットが縮小していく見通しの中で、海外進出を喫緊
の課題と位置付ける企業の増加があります。

海外で新規に現地法人を設立する場合は、時間と多額の資金が必要です。
進出国の法律によって、外資が100%持分で参入できない事業もあります。
また、現地法人設立後も、設備も販路もなく、ローカル人材もいないとなれば、
営業、人材採用等に時間とお金を引き続き投入しなければならず、すぐに利益を
出すことは困難です。

クロスボーダーM&Aは、海外ですでに事業を行っている企業を承継できるため、
対象となる事業の取引先、人材、人脈等を一括で引継ぐことができ、
利益が出ている買収先の場合、グループ全体の収益にすぐ貢献できます。

また、現地法人(買収対象企業)の力を借りて経営できます。
進出国の経済環境や会社法等の各種法律関係、独自の商慣習があり、
それらを詳しく知らないと、処罰を受けたり、罰金を課されたりするなど、
多大の損失を被るリスクが見えないところでたくさん潜んでいます。
現地法人はそれらの法律と商慣習に対応できる体制もすでにできているので、
現地法人を買収することによって、スムーズに海外進出することができます。