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IPO支援

TOKYO PRO Market 上場支援

東京プロマーケット上場を足掛かりに、
さらなる企業価値の向上へ。

2025年3月17日、人材サービスを手がける株式会社テクノスマイルが東京証券取引所のプロ投資家向け株式市場「東京プロマーケット(TPM)」に上場しました。名南M&Aは、TPMへの上場審査業務を担うJ-Adviserとして、(株)テクノスマイルの上場を支援。(株)テクノスマイル会長兼社長である馬見塚 讓氏と、執行職役員の花田 正義氏に上場までの道のりについて話を聞かせていただきました。

自社の強みを生かし
ものづくり産業に貢献する

貴社の事業についてお聞かせください。

馬見塚氏:当社は「人と企業を笑顔でつなぐ」をスローガンに、総合人材サービス業を営んでおり「ファクトリー人材事業」「テクノロジー事業」「グローバル人材事業」と3つの事業部門があります。

「ファクトリー人材事業」では、ものづくり産業において多様化するニーズに応え、グローバル人材やシニア人材を含めたハイブリッド型のサービスで人材不足など様々な課題に向き合い、「製造派遣」「製造請負」を通じて、ものづくり現場の生産性向上に寄与しています。「テクノロジー事業」では、ものづくり系の企業を中心に、エンジニア人材の派遣から生産性や品質の向上に寄与するAIソリューションの提供まで、国内外の技術者集団がお客様の技術開発面をサポートしています。「グローバル人材事業」においては、製造業から介護、フードサービス分野まで、国内外の優秀な人材の紹介や受け入れサービスの提供をしています。

貴社の強みについては?

馬見塚氏:特にグローバル人材の活用において多くの強みを持ち、日本国内で日本人労働力が不足する中、グローバル人材サービスを中心に幅広い人材提供サービスを展開することで、当社はこれまで業績を伸ばしてきました。私たちはグローバル人材の採用と育成に力を入れており、多様なバックグラウンドを持つ人材を確保しています。加えて、グローバル人材に対して、日本語教育やコミュニケーションスキルの向上を図るプログラムを実施しており、彼らと日本人社員の円滑なコミュニケーションをサポートしています。現在は海外ネットワークをアジア9か国に展開し、ミャンマー、インドでは直営の拠点を持って人材育成をしています。採用から教育、人材派遣などを一貫して手がけていることが特長であり強みとなります。

東京プロマーケット上場への道のりについて

東京プロマーケットに上場されました。その狙いをお聞かせいただけますか。

馬見塚氏:当社グループは大手メーカー様と取引をさせていただいており、事業的にも人材を多く採用することになります。このような環境下では、信用度、知名度が重要になりますので、上場を目指すことになりました。なお今回は資金調達に重点を置いていないため、東京プロマーケットを選択しています。当社の知名度アップや採用活動への効果をひきだしたいと考えています。

上場審査業務を担うJ-Adviserは現在証券会社など19社が登録しています。
そのなかで名南M&Aを選んだ理由は?

花田氏:東京プロマーケットに上場する、という方向性が決まったあとにJ-Adviserを探すことになったのですが、当社は本社が愛知にもあることから、東海地方地盤のJ-Adviser企業として唯一である名南M&Aとの縁がつながりました。地元に根差した手厚い支援を期待し、また税理士法人を母体とするグループに属した企業であるため、安心して進められると考え、お声がけさせてもらいました。

名南M&Aの支援で良かった点などはございましたか?

花田氏:とにかく親切で丁寧な対応で心強かったです。私たちは初めての経験ということもありまして、上場までのスケジュールから手続き上のことまでわからないことなど多々ありましたが、そういったなかで詳しく、丁寧に、しかも迅速な対応で不安を払拭でき、ここまで導いてもらいました。準備に時間のかかるものを先に伝えてくれたため、私たちも慌てることなくしっかりと時間をとって対応できたので、とてもスムーズに進めることができました。

名南アドバイザー:準備に時間がかかるものはある程度想定ができますので、難易度の高い事項から先にお伝えはさせていただきましたが、何よりテクノスマイル様の方でしっかりと対応くださったのがスムーズにいったポイントだと思います。

東京プロマーケットへの上場プロセスで苦労された点は?

花田氏:ガバナンス体制、内部統制の整備です。特に、組織形態をどうするのか、社内では何度も議論されました。最終的には、変化の激しい経営環境の中で企業価値の向上を図るためには、迅速な意思決定と機動的な業務執行が必要だということ、一方で、取締役会の監督機能が強化できる監査等委員会設置会社を選択の上、執行役員制度を導入いたしました。これは、大幅な体制変更だったために、時間と労力がかかりました。また、内部統制の整備においては、各業務の洗出し、業務の改善、書類の整備などに苦労しました。

これから東京プロマーケット上場を目指す企業にアドバイスをお願いします。

花田氏:パブリックカンパニーとして、しっかりとした事業基盤があることが大前提になりますが、先ほど申し上げたガバナンス体制と内部統制整備に早めに着手することに加えて、開示体制の構築も重要です。正確な情報を迅速に開示するには、専任者を定めて組織的にサポートできる仕組みにしておくといいと思います。

上場を通過点として、
さらなる発展をめざす

上場後の展開・展望についてどのようにお考えですか。

馬見塚氏:上場後の展開として次の3点を考えています。
ひとつめは、上場企業としての信頼性が向上すると考えております。取引先や顧客からの信頼を得やすくなると想定し、新たなビジネスチャンスの獲得や既存の取引関係の強化につなげたいと思っています。
2つめ、上場により企業の知名度が向上し、優秀な人材の確保が進むと考えています。特にグローバル人材の採用においても、上場企業としての魅力が増すことで、グローバル人材の確保を強化したいと考えております。
3つめは、上場企業としてのガバナンス体制を強化することで、ステークホルダーの皆様へ透明性の高い経営を行っていきたいと考えています。

将来的には、財務基盤の強化やガバナンス体制の整備、成長戦略の明確化などを実現することで本則市場へのステップアップを図っていきたい、と先々のビジョンを見据えて進めていきます。当社の社名に「スマイル」を冠しているように、求職者ファーストの視点を大切に、働く側、受け入れる側、双方ともに笑顔になれる人材サービスをはじめ、社内外の方々と共に成長を続けていきます。

上場を通過点として、未来を志向する目線の先にはどのような展望が広がっているのでしょうか。

馬見塚氏:東京プロマーケットへの上場は、当社事業拡大のための一里塚と考えています。
当社は海外人材の全体最適を目指した差別化戦略と特色ある人材登録サイトであるTスマイルクラブを活用し、産業界の人材不足対策に貢献し、企業価値向上に積極的に取組み、次のマーケットへのステップアップを目指します。

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